小学校の金次郎像で有名な『二宮尊徳』は、日本の経営コンサルタントの先駆けと言われています。
相馬藩は1783年の『天明の飢饉』で、人口が1/3になるという壊滅的な被害を受けて以来、
40年が過ぎても藩の財政の立て直しはまだ道半ばの状態でした。
そのなかで、諸藩の復興に成果をあげはじめている二宮尊徳の指導を仰ぎ、
相馬藩主の強い想いと、半年がかりで入門を許された富田高慶の努力の結果、
1845年から、相馬中村藩で『二宮仕法』の導入と、改革がスタートしました。
御仕法を導入した藩は600に及びますが、その中でもっとも理想的に導入され、
効果をあげたのは相馬藩と言われています。
以来、相馬市では、市民憲章にも盛り込むなど、この教えを大切にしています。
二宮仕法(御仕法)の基本思想は、『報徳』という考え方です。
報徳とは、過去・現在・未来を貫く「天・地・人の徳」に報いることとされています。
人間主体の勤労と徳の万物を 育 む 天 地 の 徳 と が 合 う こ と に よ っ て、
は じ め て 人 間 は 生 存することができることから、その徳に感謝し、報いる気持ち
をもって生きなければならないとしています。
『御仕法』は、至誠・勤労・分度・推譲を原理とします。
至誠は、真っ直ぐで思いやる心。
勤労は、熱心に働くこと。
分度は、各自にふさわしい支出の限度を定め、身の丈の生活をすること。
推譲とは、働いて得た余分は、将来にそなえたり、社会のために進んで譲ることです。
次回はこの教に基づいて、具体的にどのような立て直しをおこなったのかを
書いてみたいと思います。
この教えをもう一度心に刻むことは、太平洋沖地震の復興の支えになると
信じています。
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中小企業診断士・アクションラーニング協会認定ALコーチ
物流技術管理士・ドッグライフカウンセラー
五葉コンサルティング株式会社 代表取締役
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